• Food

独特な世界観を体現したレトロモダンな一着

2020.11.29


【お店の世界観を崩さないユニフォームの重要性】

今回ご紹介する事例は、今年新規オープンした飲食店さまからのご依頼です。

“100年前のバー”をイメージしたという内装に合わせて、ユニフォームもレトロなテイストをご所望されていました。

独特な世界観を大切にするショップにとって、ユニフォームはお店の雰囲気を左右する重要なもの。そのためデザインに対して強いこだわりをお持ちのお客さまも多く、それにお応えする私たちの意気込みも高まります。

画像出典:オフィシャルInstagramより

【より具体的なイメージが理想のデザインに導く】

お客さまからは「昔の海外のバーテンダーやバーバーが着用していたような白衣のイメージで」というご要望をいただきました。このような具体的なイメージを共有することができれば、制作側もデザインのインスピレーションが得られやすく、お客さまが理想とするユニフォームをご提案しやすくなります。

その後、綿密なやり取りを重ね、細かな部分の仕様をすり合わせて、納得いただけるデザインが固まりました。

Key points of Design

デザインのポイント

①ショップロゴを刺繍で表現

お店の象徴であるショップロゴを印象的に見せるため、白衣の胸元に刺繍をあしらいました。紙面上でのロゴデータを立体的な刺繍で表現するのは大変でしたが、何度も試作&確認を行い、お店の雰囲気に合った刺繍ロゴが完成しました。

②タイトなシルエットでモダンな雰囲気に

ゆったりとした白衣の場合、医師や研究者のような印象を与えてしまいます。そこで少しタイト目なシルエットを意識したデザインでスマートさを演出。一般的な白衣のイメージを脱しモダンなスタイルにアップデートしました。

③ディテールを工夫しレトロ感アップ

レトロな雰囲気を打ち出すため、白衣のボタン位置を変更し、襟ぐりが詰まったフォルムに調整しました。さらにクラシックな印象の玉縁ポケットを取り付け、機能面での向上も図りました。

画像出典:オフィシャルInstagramより

× × × × ×

オーダーをいただいた時期が、ちょうど新型コロナウイルスが騒がれ始めた頃と重なり、縫製工場の稼働や人員確保などさまざまなリスクを抱えながらの進行となりました。制作中は新店舗オープンまでに納品できるかという不安が常につきまとっていましたが、外出自粛という限られた時間の中でスタッフが一丸となり、お客さまにもご協力をいただきながら無事納品までこぎつけることができました。
今回のコロナ禍はレアケースですが、私たちはどのような状況下でもスピーディーな対応を心がけ、可能な限りご希望の納期に間に合うように尽力しております。「納期が短いけど間に合うだろうか?」といったお悩みをお持ちの方も、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

他の「飲食関係」の事例はこちら