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白金の夜に溶け込む美意識。Bar「左近」様が選んだ、空間の格式を高めるWANSIEのオーダーメイド・ユニフォーム

2024.08.18

■ 白金の夜を彩る、隠れ家Barのための完全オーダーメイド・ユニフォーム

港区白金。古くからの邸宅が立ち並び、本物を見極める厳しい審美眼を持った大人たちが、夜な夜な静かな時間と極上の杯を求めて集う街です。喧騒から離れた路地裏にひっそりと店を構えるBar「左近」様は、そんな白金の夜を象徴するような、知る人ぞ知る隠れ家です。

重厚な扉を開け、一歩足を踏み入れた瞬間から、外の世界の慌ただしい日常は完全に遮断されます。そこは、ディープでソウルフルなブラックミュージックが極上の音響設備から心地よく響き渡り、計算され尽くした暗めのライティングが、グラスの氷と琥珀色の液体だけを妖しく浮かび上がらせる、まさに大人のためのサンクチュアリ(聖域)です。

バーという空間において、お店の「音響」「インテリア」「グラスの響き」、そして「お酒のクオリティ」が空間を形作る重要な要素であることは言うまでもありません。しかし、その五感に訴えかける空間演出を最終的に完成させる最後の、そして最も動的で重要な1ピースこそが、カウンターの中に凛と立つ「バーテンダーの佇まい(ユニフォーム)」なのです。

今回、私たちWANSIE UNIFORM(ワンジー・ユニフォーム)が手掛けたのは、白金という特別な街で、独自のグルーヴとカルチャーを纏(まと)いながら、毎夜お客様と真剣勝負で対峙(たいじ)するプロフェッショナルのための、完全フルオーダーメイド・ユニフォームです。

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■ こだわりの強い顧客層の視線に耐えうる「圧倒的なデザイン性」

Bar「左近」様に集うのは、ファッション、アート、ビジネスなど、あらゆる分野の第一線で活躍し、ディテールへのこだわりが非常に強い高感度なお客様ばかりです。ソウルやジャズ、R&Bが流れるシックで洗練された空間の中、カウンターを挟んでわずか数十センチという至近距離で見られるバーテンダーの衣装には、糸のほつれやシワ、サイズ感の妥協といった「ミリ単位のノイズ」すら許されません。

ユニフォーム刷新のプロジェクト開始当初、オーナー様が抱えていた最大の課題は、まさにこの「ノイズの排除」でした。既存のカタログから選ぶ大量生産の既製品シャツやベストでは、どうしても「どこかのチェーン店で見たことがあるような退屈さ」が漂ってしまいます。ポリエステル特有の安価なテカリや、万人向けに作られたゆとりのありすぎる野暮ったいシルエットは、お店の持つエッジの効いたコンセプトや、ヴィンテージのアンティーク家具との間に微妙なズレ(違和感)を生み出してしまいます。

一流のお客様は、そうした細部の違和感を無意識のうちに敏感に察知し、空間への没入感を削がれてしまうのです。企業のブランド価値を高め、顧客のロイヤルティを醸成する「デザイン経営」の重要性は、特許庁などの公的機関でも広く推奨されています。

オーナー様がWANSIEに強く求められていたのは、ただ汚れを防ぐための作業着としての制服ではありませんでした。左近様ならではの深く豊かな世界観、そしてブラックミュージックの重厚なビートとカルチャーが溶け合う大人の夜に相応しい、「色気」と「品格」、そして「静かなる迫力」を表現できる、圧倒的なデザイン性でした。私たちは、単に衣服をデザインし縫製するのではなく、「左近という空間の空気そのものを、一本の糸からデザインする」という強い覚悟を持って、このプロジェクトに臨みました。

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■ 音楽と闇にシンクロする、計算し尽くされたデザインワーク

最高のバーテンダー・ユニフォームを創り上げるため、私たちは実際に店舗へ何度も足を運び、照明の角度、カウンターの高さ、流れる音楽のテンポ、そしてスタッフの皆様の動線を徹底的に観察・ヒアリングしました。その上で、以下の3つのポイントに極限までこだわったデザインワークを行いました。

① 「暗めの照明」に浮かび上がる素材の陰影とテクスチャー
一つ目は、バー特有の絶妙にトーンダウンされた暗めのライティングの中で生きる「生地選び」です。限られた光量の中で、スタッフが動いた瞬間にどのような陰影(シャドウ)を生み出すかを徹底的に検証しました。ただ単純な「黒い生地」を選ぶのではなく、光の当たる角度によって微細な光沢を放ち、時にはマットに深く沈み込む、上質なウールブレンドの生地や、織り柄に奥行きのあるテキスタイルを数百種類のスワッチ(生地見本)の中から厳選しました。さらに、ボタン一つに至るまで、光を反射しすぎないマットな水牛ボタンや燻し加工を施したメタルパーツを採用しています。

② ブラックミュージックのビートに馴染む、所作(しょさ)の美しさとエルゴノミクス
二つ目は、「動きの美しさ」を最大化するパターン(型紙)設計です。バーテンダーの仕事は、実は非常にハードでありながら、極めてエレガントな動きの連続によって成り立っています。バックバーから高い位置にあるボトルを滑らかに手に取る、バースプーンを繊細な指先で回す、力強くかつリズミカルにシェイカーを振る――。店内に流れるソウルミュージックのグルーヴを背に受けたその一挙手一投足が、カウンター越しにお客様の目から最も美しく、ドラマチックに見えるよう、肩から袖口にかけてのシルエットをミリ単位で独自に調整しました。背中には、激しいシェイキングの際にも肩甲骨の動きを一切阻害しないよう、エルゴノミクス(人間工学)に基づく特殊なカッティングを採用しています。

③ 過酷な現場を支える、見えない耐久性とイージーケア
三つ目は、「プロの道具」としてのタフさです。水やアルコール、柑橘類の果汁、シロップなどを扱うバーのカウンター内は、衣服にとって非常に過酷な環境です。どれほど美しいデザインであっても、すぐにシミになり、シワだらけになってしまってはプロの制服として失格です。そこで、見た目の高級感や風合いを一切損なうことなく、高い撥水性や防汚性を備え、かつスタッフ自身が家庭で簡単にメンテナンス(洗濯・アイロンがけ)ができる最新の高機能ハイブリッド素材を裏地や要所に掛け合わせています。

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■ 衣服がもたらす「着衣認知」——スタッフの誇りと空間の完成度

数ヶ月にわたる緻密なプロセスとフィッティングを経て完成した、左近様専用のオーダーメイド・ユニフォーム。それに初めて袖を通した瞬間、スタッフの皆様の立ち振る舞いや表情には、はっきりとした明らかな変化が見られました。

背筋がスッと伸び、さらなる自信とプロフェッショナルとしての誇りがその身に満ちあふれたのです。心理学の分野には「着衣認知(Enclothed Cognition)」という言葉があります。これは、人間は身に纏っている衣服の象徴的な意味によって、自身の心理状態や行動、ひいてはパフォーマンスそのものが劇的に変化するという心理学的現象です。

極上のブラックミュージックが流れる洗練された空間で、自分たちのためだけに仕立てられた完璧な衣装を身に纏う。このシチュエーションがもたらす「意識を変える力」は、そのまま所作の美しさや、お客様への接客の質、カクテルメイクのクオリティへとダイレクトに還元されていきました。「この制服に恥じない、最高の一杯を提供しよう」という無言の誓いが、ユニフォームを通じてチーム全体に共有されたのです。

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■ お客様の五感を満たす、完全なるブランディングの体現

導入後、白金の厳しい目を持った常連のお客様からも、驚きと称賛の声が寄せられています。

「お店の雰囲気にぴったりだね」

「以前にも増して、空間全体が非常に洗練されている」

「そのベストの仕立て、どこのブランドのもの?」

言葉にして褒めてくださるお客様もいれば、静かにグラスを傾けながら、以前よりも深くお店の空気に没入されているお客様もいらっしゃるとのことです。目立ちすぎる派手さや奇抜なデザインで主張するのではなく、左近様という空間の一部として完璧に調和しながらも、滲み出るような圧倒的な上質さとプロフェッショナリズムを放つ。

バーテンダーがシェイカーを振るたびに、上質な生地が美しい陰影を描き、ブラックミュージックのビートと完全に同化する。お客様は美味しいお酒を味わうだけでなく、その「絵になる情景」そのものを楽しむために、今夜も左近様の重厚な扉を開けるのです。

まさにWANSIE UNIFORMが目指す、「経営課題を解決し、ブランド価値を最大化する戦略的ユニフォーム」の一つの完成形がここに生まれました。