Date2023.03.07

所作と仕事服の関係性 ビューティー&ウェルネス篇

「どこにもない新しいユニフォームを作りたい」

これは、ユニフォームの製作依頼を受ける際に、いちばん多く言われる言葉です。

「どこにもない新しいユニフォーム」とは、いわゆる他社との差別化や、企業のアイデンティティの象徴として、それを体現・表現するもの。

だからこそ、私たち、WANSIE UNIFORMは、「ユニフォームを通してクライアントに寄り添い、さまざまな企業課題に、ともにチャレンジするパートナーでありたい」という姿勢を持ち、モノづくりに励んでいます。

ユニフォームを製作する上では、絶対に忘れてはいけない、「機能性・視認性・安心感・清潔感」という、根本的なリクエスト。さらに、「モチベーションアップ・スタイルアップ・イージーケア」という、ユニフォームを着用する側の要望。

このように、数え上げればキリがないほどのテーマの中で、作り手である私たちは、ユニフォームに求められる一般的な課題をクリアしつつ、イメージや実用面も踏まえたデザインをご提案しています。

さて、今回お話するのは、美容とウェルネス(マッサージや施術など)業界のユニフォーム製作について。

サービス業の中でも、とくにお客さまとの距離が近い職種であるため、清潔感を第一に、お客さまからの安心と信頼を得られるようなイメージづくりがポイントです。また、「細かいディテール」や「素材の手触りなどデジタル上では感じられない空気感」を意識しながら、モノづくりに反映させています。

さらに、この業界のユニフォームづくりで、私たちが意識しているのは「所作」です。

所作とは「ふるまい、身のこなし、仕草」を表す言葉ですが、「仕事や生業」という意味も持ちます。お客さまとの距離が近いだけに、ユニフォームに大切なことが凝縮された言葉に思えます。

全国に300店舗以上を展開する大手マッサージチェーン店が、約20年ぶりにユニフォームを刷新するとのことで、こちらのユニフォームを製作させていただきました。

クライアントからの「多様性ある新しいユニフォーム」という要望を汲み取りながら、ウェルネス業界に大切な、安心感と清潔感をベースにデザインをご提案。

ナチュラルカラーである茶色をベースにした、タイトすぎないシルエットのデザインが、安らぎ感をアピール。また、ハードな動作で施術するスタッフが、お客さまに忙しい印象を与えないように、ゆったりと寛いでいただけるような雰囲気を醸し出す効果もあります。

そしてさらに、安心と信頼のイメージを打ち出すために、凛と見えるような斜めの切り替えを入れました。バイカラーのグラデーション配色により、多様性を感じさせるニュートラルな色合いを意識した点もポイントです。

日本国内の空港や大手商業施設に実店舗を構えながら、フランスなどでの海外展開も図られているコスメ会社からのご依頼です。

自然の恵みを取り入れ、和の素材を用いた、基礎化粧品やグッズを販売する店舗スタッフが着用するユニフォーム。

「販売員が美しく見え、作業がしやすいユニフォーム」というクライアントからのリクエストに応え、動作をキレイに見せながら、実作業も支障なく行える、和装と洋服のメリットを兼ね備えたデザインを提案し、製作しました。

カラーリングを考案する際に意識したのが、店舗のある立地と坪数です。

街中や空港などに立地し、視認性がありながら空間に馴染むようなイメージ。さらに、お客さまとの距離感が近く、基礎化粧品という信頼性が求められる本質的な事柄。これらの要素をふまえて、深水のネイビーとコンクリートのグレーを組み合わせた配色をご提案しました。

和を感じさせ、後ろ姿が美しく見える、後ろ下がりの襟元も特徴。帯をしめた和装に見られる1:2のボディバランスで優雅さを演出し、さらに、コンパクトで機能的なワンピース&ストレッチパンツに落とし込んだスタイルは、デザイン性と実用性を兼ね備えた一着と言えます。

こちらの記事にご紹介のユニフォームはGINZA 2023年7月号77ページに紹介されています。

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