水族館の飼育スタッフというイメージを覆す
川崎駅からほど近い距離に、足を踏み入れると別世界が広がる“駅近都市型水族館”があります。
今回ご紹介する案件は、この水族館で働くスタッフのユニフォーム制作。一からデザインを創り上げるフルオーダーでのご依頼でした。
水族館の飼育スタッフというこれまでのイメージを超えて、ワクワクドキドキをお客様と一緒に体験する“アミューズメントパークのクルー”のようなユニフォームにしたいというご要望がありました。
コスチュームでも作業着でもない、新しいユニフォーム
新しいスタイルの都市型水族館。そんなモダンかつ斬新な世界観に合わせて、ユニフォームデザインも柔軟な視点で考案を重ねていきました。
その結果、水族館の展示場内をアテンドするスタッフには、“お客様と一緒に館内を探検していく”ようなイメージをご提案。
「アドベンチャークルーの正装」というスタイルに行き着きました。
今回のポイント
①多様な体型に合うジャケットデザイン
ジャケットのウエスト部分にコードを通すことで絞りのアクセントをプラス。スタッフの体型を問わず、個性を活かして着用いただけるようになりました。
②水の世界とアースカラーのマリアージュ
水槽のブルーを背景にパッと目を引くカラーであるベージュ。アースカラーなのでジャングルのイメージを壊さず、水の色にも調和します。
特にジャケットのメインカラーは、お客様もギリギリまで悩まれていたため、私たちもアドバイスをしつつ、納期に間に合わせるように柔軟に対応を行いました。
③毎日着用するからこそ、お手入れも簡単に
毎日着用するユニフォームは、いわば水族館の顔。だからこそ、シワがよりにくい生地を選び、スタッフの皆さんがご自身で手軽に洗濯できるような素材をチョイスしました
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ジャケットカラーの変更があった際は、新しいカラーでのサンプルを製作する時間がなかったため、イメージがしやすいグラフィック資料を細かく作成することで臨機応変に対応しました。
その後、ジャケットと合わせて製作したバンダナやロゴ入りシャツも継続的に発注をいただいております。また、実際に着用されているスタッフの皆さんからも好評の声が上がっているそうで、とてもうれしく思います。