【ご希望のデザインに忠実に、“着たい”をカタチに】
今回のご依頼は東北地方に拠点を置かれる警備会社さま。オリジナルの警備服を作りたいとデザインの原案をご用意され、制作先を探している際にWANSIE UNIFORMをお知りになったそうです。そのため、ご希望のデザイン(原案)を忠実に再現し、警備服としての機能性を搭載することが本件のミッションになりました。
【イメージは防寒着の上から羽織れるロングコート】
お客さまが求めるのは「雨雪時でも適応できる薄手の防寒着」。カッパなどに使用される防水素材をベースに、防寒着の上から着ても見映えがよいロングコート風のデザイン案をご提供いただきました。
また、コーポレートカラーである鮮やかなオレンジを象徴的に使うことも、こだわりの一つとしてご所望されていました。
画像出典:オフィシャルBlogより
Key points of Design
デザインのポイント
①視認性とデザイン性を意識したカラーリング
シックなブラックをベースカラーに、コーポレートカラーのオレンジを象徴的に配したデザイン。さらにホワイトの反射材をベルト風に取り入れ、視認性・デザイン性の向上を図りました。ビビッドなオレンジの生地を探すのは大変でしたが、ご希望の色味に近い車の画像を共有いただき、齟齬なくご提案することができました。
②耐水圧の高い生地を一から制作
野外での着用が多い警備服には、防水性や撥水性に優れた素材が求められます。また雨雪が多い土地柄なので、高い耐水圧(生地に染み込む水の力を抑える機能)も求められます。このような機能性を備えた生地で、ご要望のカラーを再現するのにはとても苦労しましたが、工場で何度も試作品を作り、最終的にご満足いただくことができました。
③作業効率を考慮し、ディテールを調整
手袋を装着していると着脱しにくいため、ボタンを大きくするなどお客さまのご要望に沿って細かい部分を調整しました。また、フードの長さやヒモの素材選びも全体のバランスを見て微修正を行うなど、デザインへのこだわりにも時間をかけて対応を重ねました。
画像出典:オフィシャルBlogより
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新型コロナウイルスの影響で工場稼働の遅れなどが発生し、スケジュールの変更もありましたが、なんとか今秋に納品することができました。
スタッフの方からは「風を通さないので寒くないです」という声が出ているそうで、冬を迎える前にお届けすることができて本当によかったと胸をなでおろしています。
また、一般的な警備服のイメージとは一線を画するデザインに「かっこいい制服ですね!」と褒められることもあるのだとか。
ご提供いただいたデザイン案に忠実に、お客さまが納得されるまで徹底的に試行錯誤を行った結果、このような言葉をいただくことができて私たちも大変うれしく思います。
今回のケースではお客さまからデザイン案をいただき、それに沿って制作を進めて参りましたが、デザインについてお悩みの場合はこちらからご提案をすることも可能です。まずはお気軽に、理想のユニフォームのイメージをお聞かせください!