2024年に創業100周年を迎えた老舗洋菓子ブランド「ヒロタのシュークリーム」。
昭和から現代まで多くの人に親しまれてきたこのブランドが、次の100年に向けたリブランディングの一環として、ユニフォームを一新。その製作をWANSIE UNIFORMが担当いたしました。



■ プロジェクトの背景:レトロで“本物”な世界観を可視化する
1924年創業のヒロタは、「懐かしくて新しいヒロタ」をテーマに大規模なブランド刷新を実施。100周年を盛り上げるために、ロゴやショッパー、店舗の空間デザインまで、ブランド全体を再構築しました。
今回のユニフォームデザインも、その一連のリニューアルプロジェクトの一環としてkazepro様よりご依頼いただいたものです。ご依頼のきっかけは、過去にkazepro様と一緒に手がけた「川崎水族館のユニフォーム」でした。そこから再び本件のユニフォームプロジェクトにお声がけいただきました。
当社としても、信頼に基づく再タッグで100周年という大きな節目に関われたことを、大変光栄に思っています。
■ お客様のご要望とこだわり
ヒロタ様からは、以下のような具体的なご要望をいただきました:
- ・ブランドの核となる“昭和の懐かしさ”を活かしたレトロな雰囲気
- ・男女兼用で着用できるジェンダーレスなユニフォーム
- ・洗濯のしやすさや耐久性といった日常的な実用性
- ・ポップアップや新店舗展開に耐えうる汎用性のある仕様
- ・高級感を損なわず、できる限りコストを抑える設計
■ デザインコンセプトとディテール
今回のユニフォームのテーマは「懐かしくも可愛らしい」。以下がデザイン要素として構成されています:
- ・パティシエ帽・シャツ・エプロンの三点セット:伝統的な洋菓子屋の姿を象徴しつつ、シルエットに今っぽさを。
- ・配色・チェック柄:ヒロタの新ロゴカラーと連動した配色、レトロ感のあるチェック柄をエプロンに。
- ・ユニセックス設計:シャツのシルエットやエプロンの丈感は、男女問わず着用できるパターンに設計し、スタッフ全体の統一感を演出しています。
■ 機能性とコストバランス
素材の選定:ポリエステルをベースにしたしっかりとした生地を使用し、洗濯のしやすさ・シワの付きにくさ・速乾性など、現場での使いやすさを確保しました。
縫製と仕様:高級感を維持しながらコストを抑えるため、細部の仕様(ポケット位置、ステッチの見せ方、刺繍加工の精度など)を工夫し、クオリティに妥協のない仕上がりを追求しました。
■ 苦労した点と印象的なやりとり
お客様との打ち合わせでは、当初から「安っぽく見えず、でも懐かしくて、かわいくて、お手入れもラク」という一見すると相反する要素を両立させる必要がありました。特に印象に残っているのは、布地の選定です。ご担当者様に納得いただくまで、生地サンプルに関しては何度も調整を重ねました。
■ 今後の展開
現在は、新橋・表参道・飯田橋・本八幡の4店舗を皮切りに、ユニフォームが順次導入されており、2024年中には流山おおたかの森の新店舗を含む全国各地での展開も予定されています。また、100周年関連のプロモーションやポップアップ出店時にも本ユニフォームが活躍する予定です。
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再度kazepro様と共に取り組んだ今回のユニフォーム製作プロジェクト。ブランドの歴史と革新性を可視化するというミッションのもと、WANSIE UNIFORMは“着ることでブランドを伝える”という本質に立ち返り、丁寧にデザインと製作を行いました。これからも、企業のブランド価値を衣服で伝えるユニフォーム作りを通して、多くの企業やショップの魅力を支えていきたいと考えています。
