近年、ホテル業界において「館内着」や「スタッフユニフォーム」の役割が大きく変化しています。それらは単なる機能的な衣服ではなく、「滞在体験そのものを構成する要素」として設計されるようになってきました。
その代表的な事例が、リッツ・カールトンや星野リゾートに見られる館内着・ユニフォームの設計です。
(参考)
https://www.ritzcarlton.com
https://www.hoshinoresorts.com
これらのブランドは、空間・サービス・衣服を一体として設計することで、他にはない顧客体験を提供しています。
館内着は「リラックスウェア」ではない
従来、館内着は「部屋で過ごすための服」という位置づけが一般的でした。しかし現在では、その役割は大きく拡張しています。
例えば星野リゾートでは、館内着のまま館内を移動し、食事を楽しむことができる設計になっています。これは、宿泊者が“日常から切り離された時間”を自然に過ごせるようにするための仕組みです。
つまり館内着は、単なる衣服ではなく「行動をデザインするツール」なのです。
リッツ・カールトンに見る「非日常の演出」
一方でリッツ・カールトンでは、よりラグジュアリーな文脈で館内着やパジャマが設計されています。
上質な素材、シンプルで洗練されたデザイン、身体にストレスを与えないシルエット。これらはすべて、「安心感」と「特別感」を同時に提供するための要素です。
リッツ・カールトンの公式サイトでも、「記憶に残る滞在体験」を重視していることが明確に打ち出されています。
https://www.ritzcarlton.com/en/about/our-hotels
その中で館内着は、視覚的な演出だけでなく、身体的な心地よさを通じて体験の質を高める役割を担っています。
ユニフォームと館内着の共通点
一見すると、スタッフユニフォームと館内着は異なるもののように見えます。しかし本質的には、どちらも「空間と人をつなぐ服」です。
・スタッフのユニフォーム → サービスの質を視覚化する
・館内着 → 顧客の体験を身体レベルで支える
どちらも、「その場所で過ごす時間の質」を左右する重要な要素です。
つまりホテルにおいては、ユニフォームと館内着は一体で設計されるべきものなのです。
なぜ今、ホテルは衣服に投資するのか
近年、ホテル業界では価格競争だけでは差別化が難しくなっています。その中で重要になっているのが「体験価値」です。
宿泊者が何を感じ、どう記憶するか。その中には、空間や接客だけでなく「触れるもの」「着るもの」も含まれます。
館内着やユニフォームは、滞在中に最も長く接触する要素のひとつです。だからこそ、その質が体験全体の印象を大きく左右します。
WANSIEが考えるホテルユニフォームの設計
WANSIEでは、ホテルのユニフォームや館内着を「体験設計の一部」として捉えています。
例えば、
・館内をそのまま移動できる設計か
・食事の場に適した印象を持っているか
・写真に写ったときにブランドが伝わるか
といった視点をもとに、ユニフォームを設計しています。
重要なのは、「見た目」と「機能」を分けて考えないことです。美しさと実用性が同時に成立して初めて、体験として成立します。
まとめ|館内着とユニフォームは“体験をつくる服”
リッツ・カールトンや星野リゾートの事例から見えてくるのは、衣服が単なる付属要素ではなく、体験の中核にあるという事実です。
ホテルにおけるユニフォームや館内着は、「その場所で過ごす時間の質」を決定づける重要な要素です。
WANSIE UNIFORMでは、そうした視点から、空間・サービス・衣服を一体として設計しています。ホテルのブランド価値を高めるユニフォームをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。


