Date2026.02.05

ユニフォームはここまで語られる時代へ 

NTT東日本が27年ぶりに行ったユニフォーム刷新に学ぶ、「現場から始まるブランディング」

NTT東日本が27年ぶりに行ったユニフォーム刷新に学ぶ、「現場から始まるブランディング」

なぜ今、NTT東日本はユニフォームを変えたのか

2026年に向けて、NTT東日本が発表したユニフォーム刷新は、業界内外で大きな注目を集めました。27年ぶりという長いスパンでの全面見直し。その事実だけでも十分にニュース性がありますが、今回の刷新が話題になった理由は「服を変えたから」ではありません。

注目されたのは、ユニフォームを通じて語られたメッセージです。安全性、機能性、快適性、多様性。これらを単なる仕様改善としてではなく、「これからのNTT東日本が、現場をどう捉えているか」という姿勢として明確に打ち出した点に、多くの共感が集まりました。
https://www.ntt-east.co.jp/

ユニフォーム刷新は、CI刷新と連動した“現場からの変化”

今回のユニフォーム刷新は、NTT東日本が進めている企業イメージ刷新とも連動しています。ロゴやビジュアルアイデンティティの見直しだけでなく、「現場で働く人の姿」まで含めて企業の現在地を更新しようとする動きです。

ここで重要なのは、順番です。広告や広報より先に、まず現場を整える。その象徴としてユニフォームを再設計する。この順番は、今の時代に非常に説得力があります。なぜなら、企業の信頼は現場での体験によって決まるからです。

「27年ぶり」という時間が物語るもの

27年という期間は、決して短くありません。その間に、働き方も技術も社会の価値観も大きく変わりました。かつては「統一されていればよい」とされていたユニフォームに、いまはまったく違う役割が求められています。

NTT東日本が今回重視したのは、単に見た目を新しくすることではなく、「誰が着ても無理がない」「どんな働き方にも対応できる」という前提条件でした。体型や性別、業務内容の違いを前提に設計する。この発想自体が、現代的な企業観を反映しています。

現場の声を起点にした設計が、共感を生む理由

今回の刷新で繰り返し語られているのが、「現場の声を反映した」という点です。ユニフォームは、経営層や広報部だけで決めるものではありません。毎日着る人がどう感じるかが、そのまま仕事の質に影響します。

現場での動きやすさ、暑さ寒さへの対応、着脱のしやすさ、視認性、安全性。こうした一つひとつの積み重ねが、「この会社は現場を大切にしている」という評価につながります。ユニフォーム刷新がニュースになるのは、こうした姿勢が社会に共有されるからです。

ユニフォームは「福利厚生」ではなく「経営メッセージ」

NTT東日本の事例から読み取れる重要なポイントは、ユニフォームがもはや福利厚生の一部ではないということです。ユニフォームは、企業が無言で発信している経営メッセージです。

現場で働く人をどう扱うのか。安全や快適性にどれだけ本気で向き合っているのか。その答えは、制度やスローガンよりも、実際に着用されるユニフォームに表れます。今回の刷新は、「これからのNTT東日本は、こういう会社でありたい」という意思表示でもあります。

BtoB企業にとって、この事例が示すもの

この事例は、大企業だけの話ではありません。むしろ中堅・中小のBtoB企業にとってこそ、学ぶ点が多い事例です。広告費をかけずに企業姿勢を伝える方法として、ユニフォームほど日常的で持続的な手段はありません。

オフィス、工場、現場、顧客訪問。そのすべての場面で、装いは見られています。整ったユニフォームは、「管理が行き届いている」「信頼できそうだ」という印象を自然に生み出します。NTT東日本が示したのは、その効果を意図的に設計するという姿勢です。

「変えること」よりも「語れること」が重要になる

今回のユニフォーム刷新が話題になったのは、デザインが新しいからではありません。「なぜ変えたのか」をきちんと語れるからです。27年ぶりという事実、現場の声、多様性への配慮。その背景が明確だからこそ、記事になり、共感が生まれています。

これからのユニフォーム戦略で重要なのは、「変えたかどうか」よりも、「その変更に意味があるかどうか」です。語れる理由のあるユニフォームは、企業の価値を底上げします。

WANSIE UNIFORMが考える、現場起点のユニフォーム設計

WANSIE UNIFORMでは、ユニフォームをデザインの話だけで終わらせません。誰が着るのか、どこで使われるのか、どんな場面で見られるのか。そのすべてを整理した上で、「企業の今」を装いとして設計します。

NTT東日本の事例が示しているように、現場を起点にしたユニフォームは、社内外に強いメッセージを届けます。派手な広告を打たなくても、日常の中で信頼を積み重ねることができる。ユニフォームは、そのための最も誠実なツールです。

もし、自社の装いが今の企業像と少しズレていると感じたなら、それは見直すべきサインかもしれません。WANSIE UNIFORMは、そのズレを言語化し、形にするパートナーとして、企業のユニフォーム戦略を支えています。