ハイブリッドワーク時代の「見えないユニフォーム」とは?
オフィスに集まらない時代の“ユニフォーム問題”
リモートワーク・ハイブリッドワークが当たり前になった今、「オフィスに集まったときだけ揃うユニフォーム」だけでは、カルチャーを支えきれなくなってきています。
・入社から数か月、ほとんどオンラインでしかメンバーと会っていない
・拠点が複数に分かれ、全員集合する機会が年に数回しかない
・それでも「同じチームで働いている感覚」は育てたい
そこでキーワードになっているのが、「見えないユニフォーム」です。
物理的な服だけが“ユニフォーム”ではない
SmartHRは、オリジナルパーカー以外にも、オンライン会議のコミュニケーション課題を解決するための「完全理解うちわ」など、ユニークな社内グッズを生み出してきました。
(参考リンク:note(ノート))
(参考リンク:SmartHR Storeとオリジナルグッズ)
これは、一見ただのグッズですが、
・オンライン会議中の“相槌”を視覚的に表現する
・「分かってるよ」「ナイス!」といったポジティブなリアクションを共有する
・SmartHRらしいユーモアやカルチャーを日常のコミュニケーションに溶け込ませる
という意味で、「コミュニケーションのためのユニフォーム」だと言えます。
同じように、
・社名ロゴ入りのマグカップ
・社内だけで通じるアイコンのステッカー
・コミュニティのバッジやピンバッジ
なども、オンライン前提の時代における“見えないユニフォーム”として機能します。
「見えないユニフォーム」が生む3つの効果
離れていても、同じチームで働いている感覚
・在宅で仕事をしていても、ふと目に入るマグやパーカーが「チームの存在」を思い出させてくれる
オンボーディングのスイッチになる
・入社時にウェルカムキットとして、パーカー・マグ・ステッカーなど一式を渡すことで
「今日からこのチームの一員なんだ」という“心理的スイッチ”が入る
オンラインイベントでの一体感演出
・こうした仕掛けは、物理的なオフィスに依存しない“カルチャーのインフラ”になります。
Tシャツから始まる「ストーリーの共有」
Cybozuは、シタテルと協業し、普段
着としても着られるポケットTシャツにネームタグを付けたオリジナルTシャツを制作しました。
(参考リンク:sitateru.com)
(参考リンク:サイボウズ株式会社 × sitateru 導入事例)
このプロジェクトでは、
・ヘビーウェイトの生地で長く愛用できる
・ロゴの主張を抑え、社外の人も着やすいデザインに
・「どう作られたか」というプロセス自体をストーリーとして発信
といった点が重視されています。
ここで重要なのは、「Tシャツそのもの」よりも、「Tシャツができるまでのストーリー」です。
・インターンメンバーが企画に参加した
・社内の有志がアイデアを出し合った
・プロダクトへの想いをディテールに落とし込んだ
といったプロセスを共有することで、Tシャツそのものが「社内外に向けたメディア」として機能します。
ハイブリッドワーク時代のユニフォーム設計の考え方
WANSIE UNIFORMが、ハイブリッドワーク前提の企業さまにご提案するとき、大切にしている視点は次の3つです。
・“仕事のときだけ着る服”ではなく、
・“休日にも普通に着たい/使いたい”と思えるかどうか
オフラインとオンラインの両方で“機能する”か
⇒ オフィス出社・イベント・オンライン会議のどのシーンでも違和感なく使えるか
ストーリーとセットで設計できているか
⇒「なぜこの色なのか」「なぜこのロゴの入れ方なのか」をカルチャーと紐づけて説明できるか
社員の生活に自然に溶け込むか
⇒イベントの役割を整理する
①採用イベントなのか
②既存ユーザーのコミュニティイベントなのか
③社内総会・オフサイトなのか
「場の空気」を言語化する
①“落ち着いた安心感”なのか
②“フェスのようなワクワク感”なのか
③“学会・カンファレンスのような知的さ”なのか
デザインに落とし込む要素を選ぶ
①ロゴの出し方(大きく/さりげなく)
②イベント名や年号を入れるかどうか
③バリュー・スローガンをどこまで視覚化するか
写真映えも含めて検証する
①参加者との集合写真でどう見えるか
②ステージ照明・オンライン配信の画面上でどう映るか
WANSIE UNIFORMからのご提案
ハイブリッドワークの広がりは、「スーツからカジュアルへ」という単純な変化ではなく、「ユニフォームの役割そのもの」を問い直すきっかけになっています。
・オフィスに集まる日の“見えるユニフォーム”(パーカー・Tシャツ・シャツ)
・各自の生活空間に溶け込む“見えないユニフォーム”(マグ・ステッカー・小物類)
これらをセットで設計することで、物理的な距離を超えてカルチャーを共有することが可能になります。
WANSIE UNIFORMでは、
– ウェルカムキットとしてのセットアップ提案
– 「全社キックオフ」「周年イベント」など節目に合わせたユニフォーム企画
– D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を意識したサイズ・デザイン展開
など、ハイブリッド時代にフィットしたユニフォーム戦略を一緒に作っていきます。
「在宅が増えた今こそ、カルチャーの一体感を強くしたい」そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。


