Date2025.12.09

【vol.1】カジュアル化が進む中での新しいユニフォーム戦略

【vol.1】 カジュアル化が進む中での新しいユニフォーム戦略

スタートアップが「服装自由」から選ぶ会社パーカー・Tシャツの最新トレンド


「服装自由」に潜むモヤモヤ

スタートアップやIT企業では、「服装自由」「私服OK」「ドレスコードなし」が当たり前になってきました。一見、とてもフラットで自由なカルチャーに見えますが、現場ではこんな声も聞こえてきます。
・入社初日、何を着ていけばいいのか分からない
・人によって服装の“温度感”がバラバラで、場の一体感が出ない
・採用ページやイベント写真を見ても、会社の雰囲気が伝わりにくい
そこで注目されているのが、「ユニフォームほど堅くないけれど、会社の顔になるカジュアルウェア」です。代表例が、会社パーカーやロゴTシャツといった「カジュアル・ユニフォーム」。


会社パーカー・Tシャツは“新しいユニフォーム”

クラウド会計ソフトを提供するfreeeでは、「家でもさりげなく着られる、会社パーカーらしくない普通のパーカー」をコンセプトに、社内向けのオリジナルパーカーを制作しています。(参考リンク:Wantedly)

このプロジェクトでは、
・在宅勤務でも違和感なく着られるデザイン
・性別・年齢・職種を問わず似合うシルエット
・“会社グッズぽさ”を抑えた、日常づかい前提の色使い

といったポイントが重視されており、「ユニフォームなのに“私服力”が高い」アイテムとして機能しています。
(参考リンク:freeeオリジナルウェアの作り方)

人事労務クラウドを提供するSmartHRでも、サービス5周年を記念した社員向けパーカーを制作。
フロントには社内だけで通じるナンバー、フードの裏側には絵文字を使ったメッセージを忍ばせるなど、「内輪感」と「カルチャー」が服の中に織り込まれています。(参考リンク:Cocoda)

(参考リンク:SmartHRの5周年記念パーカー紹介記事)

このようなカジュアル・ユニフォームは、
・オフィスでも在宅でも着られる
・社内イベントや登壇・取材時の“顔”になる
・写真に写ったときにブランドが一瞬で伝わる
という意味で、
「スーツの代わりに、パーカーやTシャツが企業の印象を背負う時代」になっていると言えます。


カジュアル・ユニフォームがもたらす3つの価値

カルチャーの“可視化”

・バリューやスローガン、プロダクトへの愛情を、デザインとして落とし込める
・社員同士が「そのワードいいね」「このアイコン好き」と会話のきっかけにできる

一体感と心理的安全性

・「服装自由」の会社でも、イベントや全社会議の日は全員同じパーカーで揃える
・コミュニティの一員であることを視覚的に感じやすくなる

採用ブランディング・PR効果

・採用ページやSNSに、オリジナルウェアを着た写真が並ぶことで、雰囲気が一目で伝わる
・カンファレンスやミートアップでの“歩くサインボード”として機能する

freeeでは、ロゴ入りスウェットを「歩く広告」であると同時に、チームの一体感を育てるツールとして捉えています。これはまさに、「スーツの代わりにパーカーが企業イメージを背負う」発想です。


スタートアップがカジュアル・ユニフォームを導入するタイミング

「うちもパーカー作りたいけど、まだ早いかな?」と悩まれる経営者・人事の方も多いはずです。WANSIE UNIFORMとしては、下記のようなタイミングが“導入のサイン”だと考えています。
①社員数が30〜50名を超え、顔と名前だけでカルチャーが伝わらなくなってきた
②フルリモート・ハイブリッドワークで「物理的な一体感」が希薄になりがち
③採用サイトや広報写真を撮り直す予定がある
④プロダクトの大型アップデート・資金調達など、節目となるニュースを控えている

このタイミングで「会社の歴史に残る1着」をつくっておくと、カルチャーの“アンカー(錨)”として長く機能していきます。


失敗しないカジュアル・ユニフォームの設計ポイント

まずは“いつ・誰が・どこで”着るかを明確にする

①日常業務メインなのか
②イベント・登壇など“ハレの日”主体なのか
③在宅勤務でも着る前提なのか

「会社グッズ感」を出しすぎない

①ロゴを大きく入れれば良い、わけではない
②街中でも普通に着られるミニマルさをキープする

ユニセックス&サイズ展開への配慮

①体型やジェンダーを問わず着やすいシルエット
②XS〜XXLなど、幅広いサイズレンジ

プロダクトとの“世界観の連動”

①SaaSなら、「UIの配色」「アイコン」「図形的なモチーフ」を取り入れる
②FinTechなら、「通貨記号」「グラフ」「数字」をミニマルにレイアウトする など


WANSIE UNIFORMがご一緒できること

WANSIE UNIFORMでは、「カジュアルだけど、企業の“顔”になるユニフォーム」をテーマに、スタートアップやIT企業のオリジナルウェア制作をサポートしています。既製ボディを活かしつつ、ロゴやタグ・ディテールで世界観を作り込む、完全オリジナルパターンで「会社の象徴」となる1着をゼロから立ち上げる、採用ページ・ブランドサイトの写真イメージまで含めたトータル提案。「服装自由だけれど、ブランドとしての“芯”はしっかり見せたい」というスタートアップの皆さまと、次の一歩となるカジュアル・ユニフォーム戦略をご一緒できれば幸いです。

「具体的にどんなアイテムが合うか相談したい」
「既にあるノベルティを“ユニフォーム寄り”に進化させたい」

といったご相談も大歓迎です。お気軽にWANSIE UNIFORMまでお問い合わせください。