安全・信頼・サステナビリティを「作業服」で表現する。製造現場や病院のユニフォームは、ときに“地味なコスト”として扱われがちです。しかし本来、ここには安全・信頼・地域とのつながり・ESGといった重要なミッションを織り込むことができます。
事例1:友伸エンジニアリング
——社是「空は青い 明日に向かって チャレンジ」を色で体現。配電盤・制御盤の設計・開発を行う株式会社友伸エンジニアリングは、創業50周年に合わせてユニフォームを一新しました。新ユニフォームのキーカラーは、社是である「空は青い 明日に向かって チャレンジ」にちなんだブルー。この色には、
- ・未来志向の姿勢
- ・インフラを支える責任感
- ・社員同士が“空の下でつながっている”感覚
が込められています。また、来客用には色違いのブルゾンを用意し、工場見学者にも同じ世界観を共有できる設計になっています。ユニフォームが「社内外の人を巻き込むツール」になっている好例です。
(参考リンク:50周年ユニフォーム刷新に関する事例記事)
事例2:岡山県精神科医療センター
——患者の不安を和らげる“看護ユニフォーム”の役割。地方独立行政法人 岡山県精神科医療センターでは、看護師ユニフォームを「患者さんの不安を和らげる治療環境のひとつ」として捉え、オリジナルユニフォームを導入しています。
- ・病院建物の雰囲気に合う柔らかなトーン
- ・シンボルマークをワッペンとしてあしらい、組織としての一体感を演出
- ・ユニフォームレンタルを組み合わせ、衛生面・在庫管理面での安心も確保
精神医療というセンシティブな領域において、「怖さ」ではなく「安心」「信頼」を与える服であることを徹底的に考えた事例です。
(参考リンク:岡山県精神科医療センター 公式サイト 看護部ページ)
事例3:いすゞ自動車
——作業着レンタルで「働きやすさ」とESGを両立。いすゞ自動車の一部工場では、作業着を個人管理からレンタルサービスへ切り替えています。
- ・洗濯や購入の個人負担を減らし、従業員の「見えない残業」を削減
- ・常に清潔なユニフォームを着用できることで、安全・衛生面の意識も向上
- ・統一されたデザインで工場全体の一体感を高める
ユニフォームの運用方法そのものを変えることで、ESG・働き方改革・採用力強化にまでつなげているのが特徴です。
(参考リンク:ユニフォームレンタルのウェアラ いすゞ事例一覧ページ)
ユニフォーム刷新がもたらす4つの効果
これらの事例から、製造業・医療のユニフォーム刷新には次のような効果が見えてきます。
1. 安全性の向上
- ・視認性の高い配色
- ・反射テープ
- ・機械に巻き込まれにくいシルエット
- ・汚れ・薬品への耐性
2. ブランド・採用力の強化
- ・若い世代にも魅力的に映るデザイン
- ・「古い作業服」からの脱却で、業界イメージを一新
- ・採用ページや会社案内でも“誇れる現場”として発信できる
3. 従業員エンゲージメントの向上
- ・社是・理念に紐づいたカラーやロゴ
- ・記念年のロゴ、プロジェクト名を刺繍することで「仲間感」が高まる
4. ESG・サステナビリティ対応
- ・リサイクル可能な素材や循環スキームの導入
- ・レンタルや集中クリーニングで環境負荷を抑える
自社での進め方:現場の“声”から始める
製造・医療ユニフォームのリニューアルでは、「上から決める」のではなく「現場の声を起点にする」ことが成功の鍵です。
- ・現場ヒアリングで「危ない」「不便」「うれしい」をリストアップ
- ・安全管理部門・人事・現場リーダーでプロジェクトチームを編成
- ・色・素材・仕様の案を複数パターン用意し、試着会でフィードバックを集める
- ・最終決定のストーリーを社内に共有し、「なぜこのユニフォームなのか」を伝える
WANSIE UNIFORMのアプローチ
WANSIE UNIFORMでは、
- ・安全性・機能性を前提にしたパターン設計
- ・現場インタビューを通じた課題抽出
- ・社是・ミッションを色・ロゴ・ディテールに落とし込むブランディング
- ・レンタル・クリーニングなど運用面を含めたトータルプラン
まで含めた“現場から始まるユニフォームブランディング”をご提案しています。
「古い作業服をそろそろ変えたい」
「採用に強い“見せられる現場”をつくりたい」
とお考えの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。


