白衣やスクラブは、患者の不安を下げ、診療の信頼感を高める〈非言語のインターフェース〉です。最新の臨床研究と国際ガイドラインを踏まえ、WANSIE UNIFORM が提案する“安心と信頼”設計の原則をまとめました。
1. 患者の「安心」は見た目から始まる
診療室のドアが開いた瞬間、患者は医療者の「装い」を通じて専門性・衛生観念・コミュニケーション姿勢を数秒で判断します。実際、医師の服装は患者の信頼感・安心感・専門性評価に有意な影響を与えることが複数の研究で示されています(白衣は「経験豊富でプロフェッショナル」と受け取られやすい)。JAMA Network Open(2021)・Internal Medicine(1999)・PMCレビュー(2013) 。JAMA Network+2J-STAGE+2
さらに 2025年の系統的レビューでは、初診やプライマリ・ケアにおいて、カジュアル×白衣など“清潔感+専門性”を担保する装いが高評価とされる一方、性別による認知バイアスが残存することも指摘。ユニセックスで役割が識別しやすいデザインや明瞭なネーム表示は、誤認リスクを下げ、チームの信頼を守ります。BMJ Open 2025 と報道まとめ/Guardian 記事(2025)。 bmjopen.bmj.com+1
2. クリニックの心理設計——色彩とトーン
医療・サロン空間では、青や緑などの低覚醒色が不安緩和に寄与しやすいことが知られています。スクラブや受付ユニフォームのキーカラーに淡いブルー/グリーンを取り入れると、診療前の緊張をやわらげ、患者体験(PX)向上に寄与します。参考:医療空間の色彩研究レビュー/メディカルスパ向け色彩ガイド。Center for Health Design(テクニカルレポート)・American Med Spa(2024)・実証研究レビュー(2022)。 healthdesign.org+2American Med Spa Association+2
小児科では“楽しいモチーフ”のプリント・スクラブが有効。子どもと保護者の不安を下げ、コミュニケーションの糸口になります。Acta Biomed(2020)/Archives of Disease in Childhood 抄録(2022)。 mattioli1885journals.com+1
3. “清潔さ”はデザインできる
衛生観念は色・素材・仕様で可視化できます。たとえば NHS の“Bare below the elbows(肘から先は素肌)”方針は、袖口を短くし、手指衛生を阻害しないデザインを推奨しています。袖丈・袖口形状・ポケット位置・ネイル規定・アクセサリー管理まで、衣服設計と運用ルールが一体で機能します。NHS England: 標準予防策マニュアル・NHS Uniforms & Workwear 指針(PDF)・RDaSH Policy(爪規定)。 england.nhs.uk+2england.nhs.uk+2
洗濯ガイドも重要です。60℃・10分以上の洗濯は多くの微生物を除去し、30℃+洗剤でも MRSA は除去可能とされます(素材耐性の考慮が前提)。NHS 洗濯ガイダンス(HTML)・CNTW(PDF)。 england.nhs.uk+1
4. 実在事例:聖路加国際病院の信頼資産
東京の聖路加国際病院は JCI の国際認証を保持し、看護部は Magnet 認証(看護卓越)の評価も取得。制服そのものの詳細規定は公開されていませんが、国際水準の医療品質を支える“外見の一貫性”と“職種識別のわかりやすさ”は、患者体験の基盤です。公式サイト(About)・看護部紹介。 hospital.luke.ac.jp+1
5. WANSIE UNIFORM の設計原則(医療版)
- ・プロフェッショナル・ライン:白衣×淡彩スクラブのレイヤリングで「清潔×専門性」を可視化。性別に依存しないパターン設計と明瞭なネーム&ロール表示。
- ・PX(患者体験)ライン:小児・デンタル・美容の各領域で色心理を活用。空間色(壁・什器)とのトーンコーデ。
- ・IC(感染対策)ライン:BBE準拠の袖設計、表面凹凸の少ないファブリック、60℃洗濯に耐える素材選定、ポケット配置の最適化。
- ・運用ドキュメント:洗濯・着用・保管・ネイル・アクセサリーの SOP をパッケージ化。
- ・CTA|無料相談:クリニックのブランド・患者層・空間色に合わせて、最短 2 週間で試作をご用意します。WANSIE UNIFORM へお気軽にご相談ください。


