この記事でわかること
- 旅の付加価値を高める「制服=体験の入口」設計
- 四季島とANAの事例に学ぶ、文化と機能の融合
- WANSIE UNIFORMが提供する“旅の物語設計”サービス
1. 制服は「旅の始まり」を告げる舞台装置
豪華列車や航空会社では、制服は単なる業務着ではなく“旅の第一章”を演じる衣装です。
改札や搭乗口で出迎えるその一瞬に、旅の質・企業の信頼・地域文化をすべて映し出す役割を持っています。
2. 事例で学ぶ「旅を纏う」制服
2-1. TRAIN SUITE 四季島|“知の旅”を象徴する凛とした装い
JR東日本のラグジュアリー列車「TRAIN SUITE 四季島」では、制服デザインを滝沢直己氏(Naoki Takizawa)が手掛けました。
四季島のコンセプトは「深遊 探訪(しんゆうたんぼう)」=日本の四季や文化を深く味わう旅。制服はその思想を体現するよう、端正で凛としたフォルムで仕立てられています。
公式メンバーページには「Uniform Design: Naoki Takizawa」と明記され、世界的デザイナーによるストーリー性の高いデザインであることが示されています。
👉 TRAIN SUITE 四季島公式サイト(英語)
👉 Project Member(Uniform Design)
制服には「静けさ」を演出する工夫も。静かな車内での接客に合わせ、擦過音が少ない生地を選定。まさに環境そのものをデザインに取り込む発想です。
2-2. ANA(全日本空輸)|“日本の美意識”を世界基準に翻訳
ANAは2015年、デザイナーPrabal Gurungによる新制服を導入しました。
テーマは「日本の美意識を世界に伝える」。ライトグレーのジャケットにコーポレートブルーのアクセントラインを配し、現代的な和花モチーフのスカーフやエプロンを組み合わせています。
プレスリリースでは「Japanese flower patterns」を取り入れたことが明記され、伝統と現代の融合を意識したデザインであることがわかります。
👉 ANA – History of Uniforms
👉 ANA Press Release(2014年PDF)
また、制服は動線を意識したポケット配置やストレッチ素材を採用し、長時間勤務にも対応。美しさと機能性の両立が、ANAブランドの信頼感を支えています。
3. 「旅の物語」を制服に縫い込む設計原則
– 出発前の記号化:ボタン・帽章・襟元に「方位」「四季」「地図記号」を抽象化。
– 静けさの演出:列車や機内の環境音を壊さない低ノイズ生地を選定。
– 動線×収納:接客・案内・清掃の一連動作を最短の動きで完結するポケット設計に。
– 挨拶の所作ガイド:制服とセットで“2秒の所作”(胸に手→会釈)をマニュアル化。
– 地域共創:季節や路線に合わせ、スカーフやタイの柄を地場織物とコラボ。
4. WANSIE UNIFORMができること
・ストーリーマップ作成:旅のコンセプトを色・柄・素材に翻訳
・動作検証:所作動画を分析し、制服と接客の整合性をテスト
・循環型モデル:貸与・回収・リサイクルを含めた持続可能な運用設計
5. まとめ――制服は「旅の余韻」を残す
四季島の凛とした制服も、ANAの和花モチーフも、旅の体験そのものを象徴する存在です。
制服は単なる衣服ではなく、旅の始まりから終わりまでを貫く物語の媒体。
WANSIE UNIFORMは、御社の旅や接客の物語を「見える形」に翻訳し、顧客に“忘れられない余韻”を残すユニフォームを提供します。や伝統を“今日の現場に適応する形”に変換し、御社だけの**「伝統×機能」ユニフォーム**を実現します。