Date2025.07.29

Vol.1:ユニフォームが従業員に与える心理的影響とは?|資生堂が実践した誇りを育む制服改革

Vol.1:ユニフォームが従業員に与える心理的影響とは?|資生堂が実践した誇りを育む制服改革

1. はじめに:ユニフォームは企業文化の「鏡」である

昨今、ユニフォームは単なる作業着ではなく、企業の価値観やブランドアイデンティティを体現する大切なツールです。これにより従業員が「この会社の一員である」という誇りや、顧客に対するプロフェッショナルな印象が強まり、結果として従業員のモチベーションや顧客満足度の向上につながります。


2. 資生堂の制服改革:名称変更と多様性尊重による現場活性化

✅ 呼称変更と制服刷新(2022年10月1日~)

資生堂は2022年10月1日、店頭の美容部員(従来BC=ビューティーコンサルタント)を「パーソナルビューティーパートナー」に改称し、制服(コスチューム)を大幅に刷新しました。これは1990年以来32年ぶりの変更にあたります Seventietwoプレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+2WWDJAPAN+2Seventietwo+2

従来の統一的でフォーマルなスタイルから、全14種のアイテム(ジャケット、カーディガン、インナー、ボトムス、ワンピース)を提供し、計120通りの着こなしが可能に。さらに、私服アレンジや足元装飾の自由度を持たせ、個性と多様性を尊重したスタイルへ移行しました WWDJAPAN+1Seventietwo+1

✅ デザインのコンセプト

「Friends—友達と会う時のようなおしゃれマインド、自分らしく美しく」がテーマ。赤いリボンモチーフのブローチが統一のアイコンとして配置され、ブランドカラーと洗練された世界観を保ちつつ、個々の自発性と魅力が引き立つ設計となっています プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+2WWDJAPAN+2Seventietwo+2


3. なぜこの戦略が従業員モチベーションと結びつくのか?

All Nippon Airways(ANA)は2027年の創業75周年に向けて、新制服デザインプロジェクトを始動。
✔ 自己表現と承認欲求の融合

制服の選択肢が増え、自分らしい着こなしができるということは、従業員が「周囲から認められている」実感を得られることにつながります。このような自己肯定感は、日々の接客姿勢や働き方の質に直接影響します。

✔ ブランド価値と役割意識の向上

名称変更により、従業員は「単なる販売員」ではなく「パートナー」としての自覚を持ち、顧客との関係構築により深い意味を感じられます。ブランドと個人が一体化している意識は、誇りの醸成につながります SeventietwoWWDJAPAN


4. 「資生堂モデル」に学ぶ、3つの制服設計視点

視点内容
ブランド体現赤いリボンやシルエット、カラーを統一してブランドらしさを演出
個性尊重ジャケット・インナー・私服アレンジと豊富な選択肢で自己表現を支援
機能性設計通勤から勤務中まで着心地よく動きやすい素材を使用(抗シワ・通気性など)

資生堂のケースでは、デザイナー山根敏史氏の監修による洗練されたシルエット設計と素材使いが、長時間の勤務でも快適かつ見た目に自信を与える効果につながっています jp.pinterest.com+3プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+3Seventietwo+3


5. 成果:モチベーション・接客品質・顧客信頼の好循環

この制服改革により、現場の美容スタッフからは「仕事への気概が高まった」「ブランドの世界観を自分ごととして感じられるようになった」という前向きな声が多数あがりました。結果、接客の質が向上し、顧客との信頼構築にも好影響が出ています。導入企業として、従業員満足度とブランド体験向上の双方に働きかける施策となったのです。


6. WANSIE UNIFORMの提案:資生堂以上のブランド価値を形に

◎ ブランドと個人をつなぐユニフォーム設計

WANSIE UNIFORMでは、企業ヒアリングを起点にデザインと機能を融合。ロゴではなくカラー・シルエット・アクセントでブランドらしさを表現し、個人の自由度も尊重します。

◎ 多様な選択肢で自己肯定感を支える

スカート・パンツ選択、トップス/ボトムス/オプション小物のセレクト肢を用意。従業員が自身に最もフィットするスタイルを選べることで、働く姿にも自信が生まれます。

◎ 機能性とサステナビリティの統合

通気性・抗シワ性・防臭加工・洗濯耐久性など、「現場で本当に使える服」を設計。さらにはサステナブル素材の導入も提案可能です。


7. 最後に:ブランド誇りを育む制服が、企業の未来を照らす

ユニフォームは見た目だけの装飾ではなく、企業文化を具現化する重要な手段です。資生堂のように名称変更・スタイル刷新・多様性尊重によって現場力を磨く取り組みは、モチベーションとブランド価値の両方を同時に育てる好例といえます。

WANSIE UNIFORMは、資生堂を超える「ブランド×個人」の一体感を、貴社のユニフォームで実現いたします。ぜひご相談ください。