Date2025.04.24

安全性を確保するユニフォーム選びの基本と最新トレンド②

安全性を確保するユニフォーム選びの基本と最新トレンド②

JR東日本の制服刷新に学ぶ安心と機能の融合


「見られる制服」から「守る制服」へ

安全を守るためのユニフォームは、重機を扱う現場や高所作業だけでなく、人々と日常的に接する職業においても非常に重要です。公共交通機関のスタッフは、常に「見られる存在」として、そして「守る立場」として、責任を伴う仕事に従事しています。

なかでも、JR東日本が2020年に導入した制服刷新は、安全性・機能性・デザイン性の融合という点で、大きな注目を集めました。


現場の声が活かされたデザイン

新制服は「安心感」「信頼感」「親しみやすさ」をテーマに、現場スタッフへの徹底したヒアリングと複数回の着用テストを経て設計されました。素材にはストレッチ性・通気性の高い生地が使用され、長時間の着用にも疲れにくい仕様に。夏の蒸し暑さや混雑時の動作にも柔軟に対応します。

また、リフレクター(再帰反射材)を制服の随所に取り入れ、視認性を確保。ホームでの夜間作業や薄暗い場所でも安全に業務ができるよう工夫されています。


ブランドとしてのロゴと一体感

制服に配された「JR EAST」のロゴやシンボルカラーは、過度に主張せず、それでいてブランドイメージをしっかりと伝える重要な要素です。胸元や背面などに自然に配置され、公共交通機関としての信頼性を醸し出しています。デザインとしても洗練されており、社外からの評価も非常に高いものとなりました。


保線・保守スタッフへの安全設計

現場作業員向けのユニフォームには、難燃素材や帯電防止機能、膝や肘の補強など、安全性を最大限に高める要素が数多く盛り込まれています。動きやすさを保ちつつ、万が一に備えた構造設計は、まさに「着る安全装置」と言えるでしょう。


制服刷新がもたらした“内なる変化”

JR東日本では、新制服に込めた想いを全社員が共有できるよう、制服研修も実施しています。単に着方や機能性を伝えるのではなく、なぜこの制服が選ばれたのか、どんな意義があるのかを丁寧に伝えることで、社員の意識改革にもつながっています。

「制服が変わったことで、自分たちの役割や責任の重みを再認識した」「お客様に見られているという意識が強くなった」という声も寄せられ、制服が内面的な変化を生む媒体としても機能しているのです。


採用活動でも“着たい制服”が武器になる

また、新しい制服は企業の魅力を伝えるPRツールとしても活躍。企業説明会や広告などにおいて、制服を着用したスタッフの姿が職場のイメージを形作り、志望者から「この制服に憧れて応募しました」という声もあったそうです。


安全性を支えるデザインは、企業の信頼を創る

WANSIE UNIFORMでも、JR東日本のようにブランド価値と安全機能を同時に高めるユニフォームデザインを数多く手がけています。反射材の配置、ロゴの統一感、快適な動作設計、そして何より“働く人が誇りを持てる一着”であること。それが、私たちの考える理想のユニフォームです。

制服は単なる業務着ではなく、企業姿勢を示し、スタッフを守り、ブランドを語る最前線の存在。時代に合わせて進化するべき「装いのメディア」なのです。


WANSIE UNIFORMからのご提案

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